このスピードテストの仕組み
「開始」を押すと、ブラウザが最寄りの Cloudflare データセンターに対して 3 つの短い測定を行います。
- Ping(遅延)。 ごく小さなリクエストを 20 回続けて送り、時間を計ります。真ん中の値(中央値)が Ping、隣り合う Ping の差の平均がジッターです。
- 下り(ダウンロード)。 約 10 秒間、複数の接続で圧縮できないテストデータを回線の限界までダウンロードします。接続が加速する最初の数秒は除外し、残りを平均します。
- 上り(アップロード)。 約 10 秒間、逆方向に同じことを行います。ブラウザがランダムなデータを送り、サーバーは届いた量を数えてすぐに破棄します。
下りと上りの測定中も、裏で Ping を測り続けます。回線が混んでいるときに Ping が上がる現象をバッファブロートと呼び、家族が大きなダウンロードを始めるとビデオ通話がカクつく原因になります。
数値の見方
| 指標 | 意味 | 良い目安 |
|---|---|---|
| 下り(Mbps) | データを受け取る速さ。動画、Web ページ、ダウンロード | 1 人あたり 25 以上 |
| 上り(Mbps) | データを送る速さ。ビデオ通話、クラウドバックアップ、ライブ配信 | 10 以上 |
| Ping(ms) | サーバーとの往復の遅れ。ゲームや通話で重要 | 30 未満 |
| ジッター(ms) | Ping のばらつき。大きいと通話が途切れる | 10 未満 |
| バッファブロート | 回線が混雑したときに増える遅延 | 評価 A または B |
良いインターネット速度の目安は?
ほとんどの家庭では、下り 100 Mbps・上り 10〜20 Mbps あれば快適です。複数の 4K 動画、ビデオ通話、ゲームを同時に使えます。主に Web 閲覧と HD 動画を見る 1 人暮らしなら 25 Mbps で十分です。大容量のゲームをダウンロードする、写真をクラウドにバックアップする、在宅勤務で大きなファイルを扱う家庭では、300 Mbps〜1 Gbps と速い上りが役立ちます。ご家庭に合った速度は必要な回線速度の計算ツールで確認できます。
用途によっては、速度と同じくらい Ping が重要です。対戦ゲームは約 30 ms 未満なら快適で、100 ms を超えるとラグが目立ちます。ビデオ通話は片道 150 ms 程度まで許容できますが、ジッターが 30 ms を超えると映像が止まったり声がロボットのようになったりします。Ping テストでは、より長く測って一時的な遅延の跳ね上がりも確認できます。
契約より速度が遅いのはなぜ?
- Wi-Fi。 最も多い原因です。壁や距離、近隣の電波によって Wi-Fi の速度は半分以下になることもあります。ルーターの近くで Wi-Fi、LAN ケーブルで有線と、2 回測って比べてみてください。
- ほかの端末。 動画視聴、ゲームのアップデート、クラウドバックアップなどは同じ回線を分け合っています。正確に測るなら一時停止しましょう。
- 端末の性能。 古いスマホやパソコン、Wi-Fi アダプタは、1 Gbps の回線でも 100〜300 Mbps 程度が上限のことがあります。ブラウザ拡張機能や VPN もテストを遅くします。
- 時間帯。 共有型の回線やモバイル回線は、利用者が増える夜間に遅くなります。
- ビットとバイト。 回線は Mbps(メガビット毎秒)で売られていますが、ダウンロードソフトは MB/s(メガバイト毎秒)で表示し、数値は 8 分の 1 になります。100 Mbps は 12.5 MB/s です。Mbps と MB/s の換算ツールで簡単に計算できます。
- オーバーヘッド。 通信プロトコルが回線の約 5〜10% を使うため、100 Mbps の契約でも実測は最大 90〜95 Mbps 程度です。
速く安定した回線にするコツ
- モデムとルーターを再起動します。メモリが解放され、空いているチャンネルに切り替わることがあります。
- ルーターは家の中心の高く開けた場所に置き、電子レンジや厚い壁から離します。
- ルーターの近くでは 5 GHz または 6 GHz 帯を使いましょう。2.4 GHz 帯は遠くまで届きますが低速です。
- ゲーム機、テレビ、仕事用パソコンはできるだけ LAN ケーブルで接続します。
- 広い家では、中継機よりメッシュ Wi-Fi のほうが効果的なことが多いです。
- バッファブロート評価が C 以下なら、ルーター設定で Smart Queue Management(SQM)や QoS を有効にします。
- 時間帯を変えて測定しましょう。有線でも常に契約速度を大きく下回るなら、結果を添えてプロバイダに相談してください。
よくある質問
このスピードテストは正確ですか?
最寄りの Cloudflare データセンターに複数の接続を同時に張り、立ち上がりの数秒を除外して測定します。これはほかの主要なスピードテストと同じ方式です。連続して測っても数パーセントの差は普通です。大きな差が出る場合は、テストではなく Wi-Fi、ほかの端末、混雑する時間帯が原因であることがほとんどです。
下り・上りはどれくらいあれば十分ですか?
1 人で HD 動画を見るなら下り 25 Mbps で十分、4K 動画やゲームを使う家族なら 100 Mbps あれば快適です。上りは HD ビデオ通話なら 10 Mbps、クラウドバックアップやライブ配信をするなら 20 Mbps 以上あると安心です。
Ping はどれくらいが良いですか?
20 ms 未満は非常に良好、20〜50 ms はゲームや通話に十分、50〜100 ms はほとんどの用途で問題なし、100 ms を超えると動きの速いゲームで遅延を感じます。Ping はサーバーまでの距離、Wi-Fi、回線の混雑具合で変わります。
ほかのスピードテストと結果が違うのはなぜ?
サービスごとに測定先のサーバー、同時接続数、平均の取り方が異なるためです。別の都市のサーバーで測ると遅延が増え、速度も下がることがあります。公平に比べるには、同じ端末・同じ接続で続けて測定してください。
スピードテストでどれくらいデータを使いますか?
測定時間が決まっているため、速度によって変わります。50 Mbps なら 1 回で約 100 MB、500 Mbps なら約 1 GB です。データ容量に上限のあるモバイル回線では、何度も測る前にご注意ください。
100 Mbps は速いですか?
ほとんどの家庭にとっては十分速い回線です。3〜4 台のテレビで同時に 4K 動画を見たり、50 GB のゲームを 1 時間強でダウンロードしたりできます。1 Gbps(ギガ回線)が活きるのは、非常に大きなダウンロードやヘビーユーザーが多い家庭です。
VPN はスピードテストに影響しますか?
はい。VPN は通信をいったん VPN のサーバーに送るため、通常は Ping が増えて速度が下がります。回線そのものを測るなら VPN をオフに、VPN 経由の実際の速度を知りたいならオンのまま測定してください。
結果は端末、ブラウザ、Wi-Fi、測定時のネットワーク状況によって変わります。プロバイダに相談する場合は、有線接続で時間帯を変えて何度か測定してください。